【戸建の土地を購入する前に必ず調べること】フリーランス土地を買う その1

デザイナー土地を買う!
素人が後悔しないための戸建のための土地選び

全く知らない業界との取引。後悔してほしくないので素人でも最低限出来る土地の調べ方です。

住宅ローンとは別で、土地を決める前に絶対にやっておいて損はない情報収集の方法をメモ。
土地を購入する前にできる下調べです。プロの方の意見は多くあるのですが、実際購入した人目線のお話などになかなかたどり着けなかったので参考にしてください。

人生数ある失敗はあれど、土地や建物だけは失敗したくない…!失敗できないので購入前に実際に調べた内容です。

1. 🏚ここだけは必ず抑える!
災害(土砂・浸水・地震の揺れやすさ)

実は自分で調べられることが多い土地の情報

引っ越し先の地域を絞った後は、建売も注文住宅もまずは売りに出されている場所を選ぶことから始まります。
通いやすい場所、住みたかった場所色々ありますが利便性と価格以外に、絶対調べて欲しい情報があります。
それが

災害が起こった時にどんな場所なのか??

ということです。最近、広島の土砂災害が記憶に新しいと思いますが、リスクのある土地に建てる場合、保険が高くなります。
また、なんとなくわかっていたものの…契約時の重要事項説明で初めて聞いて勢いで契約などもあると思います。
そこで不動産業界でなくても調べられる方法をご紹介です。

ポイント1自治体のホームページで調べる

一番簡単な方法は、購入する自治体のホームページで調べることです。検索ワードは、

検索:○○○市 ハザードマップ

で検索すると、浸水(内水)/ 洪水/揺れやすさマップ/土砂災害が確認できます。
内水はあまり聞かない言葉かもしれませんが、よく大雨が降ったと後に水たまりになりやすい場所ってありませんでしたか?そこのことです。一軒家を建てた際に目の前が内水区域だと考えたら水はけの悪さからカビや腐食などに発展するのでちょっと怖いですよね…。


浸水(内水)ハザードマップ 地図情報面(相模原市全体図)より

自治体によっては、パンフレットを配っています。




ポイント2地盤系のサイトやアプリ

自治体の情報も正確なのですが、ハザードマップって統合されてないことが多いのです…。
なので浸水(内水)/ 洪水/揺れやすさマップ/土砂災害について一つ一つ確認しなければなりません。
こういったサイトは「ネガティブデータ」というのでちょっと世間的に浸透しずらいようですが、大事なデータだと思います。

オススメサイト

1. 自宅と付近の情報を地図の中から調べることができます

2. 自宅住所を入力すると簡易的なデータが得られます(詳しい情報は有料)

アプリのいいところはGPSデータでより正確な情報を取得できます。

オススメアプリ

1. GPSデータで情報取得

2.GPS+AR(少し動作重め)

長くなりましたが、この災害情報が全ての要です。特に…相場より安い土地は要注意

相場より安い土地は絶対何かがあります。(崖の上だったり)土地が相場以下で推移することはまずなさそう。

災害の他に過去の不動産登記情報も自分でできるよ~。




2. 不動産登記情報で過去を調べる

その土地の持ち主と過去の使われ方を確認できます。
例えば過去工場であってどのようなものを作っていたのかも凡そ見当をつけることができます。

登記情報の確認は二種類!

不動産登記情報の取得の仕方

1. 自分で申請する(不動産を管轄する法務局へ出向く)

2. 仲介の不動産屋さんに頼む

という方法がとれます。多くは不動産屋さんの仲介を利用していると思うので2がお勧めです。
直接持ち主に連絡などもあると思いますが、不動産業界への直接の取引は営業力53万の猛者以外はオススメできません笑

ポイント1用途地域の確認

土地には、都市計画の際に必要な用途地域の設定があります。

用途地域の調べ方

国土交通省のマップへ
※地方自治体でも用途地域マップはあるところも多いです。

  • ・第一種低層住居専用地域
  • ・第二種低層住居専用地域
  • ・第一種中高層住居専用地域
  • ・第二種中高層住居専用地域
  • ・第一種住居地域
  • ・第二種住居地域
  • ・田園住居地域
  • ・準住居地域
  • ・近隣商業地域
  • ・商業地域
  • ・準工業地域
  • ・工業地域
  • ・工業専用地域

上記のように現在13種類あります。

例えば住居だと、第一種になるほど規制が厳しいので人が住みやすく、工業専用区域は開発がしやすい用途となっています。

所属している地区町村では都市計画案件から用途区域の変更がある場合があります。

ですので、「戸建で道路挟んで目の前は高いのにこちら側は安い!!」っとなった場合は、目の前は暮らしやすい第一種住居地域でこちら側は準工業地域ということもあるので、差額分マンションが建ち日陰になったり、急に隣の土地に軽工場が来る可能性も…。覚悟しなければなりません。

相場より安い土地は要注意(二回目)




3. 長く住む土地を資産価値を上げる目的で購入できるの?

ほぼ無理ではないかな?と思っています。往々にして運の要素が大きいと思います。

  • 1. 再開発の地域に指定されて立ち退きなった
  • 2. 駅が新設されることが決まっていて駅前の地価が上昇した
  • 3. 用途区域が変更になった
  • 4. 近所に市の主要施設が建設された

これぐらいのインパクトがないと難しいです。
一般の人が2に気が付くころには地価が既に上昇済みです。相模原市の橋本駅がリニアの影響で高騰していますね。
既に多くの投資家が現われ一通り地価が上昇しきっています。
これからも徐々に上がると思いますがリニア開通後まで大きな上昇は薄い気がします。

少ない資本で大きな利率を求めるのは素人では難しいので欲しい場所の土地を購入するのが一番だと思いました。笑

4.良い評価の土地は高い!値段相応の土地を

今回、自分たちの土地探しで参考までに「値段が高くなりやすい土地」はこういう土地だったな~のリストです。
リストに?できる項目が多いほど高いですが住みやすく暮らしやすいです。結局…

安い土地ではなく値段相応の土地を探すことが大事

なようです。

ポイント1高くなりやすい土地の条件

    • 1. 駅から近い(特に複数路線)
    • 2. 南向き道路/東南角地
    • 3. 災害に強い場所(土砂・洪水・土壌汚染・内水・液状化・地震の揺れやすさ)
    • 4. 整形地(正方形や長方形に近い)

a

  • 5. 建蔽率・斜線制限などが緩い(ただし用途が宅地の場合は厳しめ)
  • 6. 近所に市区町村の主要施設が建設される予定・またはある
  • 7. 生活に便利な学校/スーパー/コンビニなど生活導線が便利

ポイント2おまけ:マンションは?

  • 1. 都心
  • 2. とにかく駅から近い(特に複数路線)
  • 3. 災害に強い場所(土砂・洪水・土壌汚染・内水・液状化・地震の揺れやすさ)
  • 4. マンションの修繕管理費が溜まっている・順調に進んでいる
  • 5. 管理会社と住民がしっかり管理を行っている

土地は運や出会いのタイミングが多いのでない場合は無理して購入せず、出会いを待ってみてもいいかもしれません。
ただし買わない理由を探しだし迷子にならないように~!
また、不動産に限っては【現地で得た情報が一番新しい】ので、ネットより毎日脚で歩いて営業の人と話した情報のほうがよいですよ。
それでは!Good Luck ~~~!

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嫁の方

代表取締役かぴのんスタジオ
株式会社かぴのんスタジオ夫婦の嫁のほう。 webのデザイン&イラスト&コーディングまでが得意なフリーランス。写真は田舎が大好き。富士山の樹海でよくキノコを追いかけています。 ご質問はこちら

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